導入事例・インタビュー

安定したネット環境の整備により
先進的なSSH指定校として「 学 び 」の場の充実を図る

山形県立東桜学館中学校高等学校の写真
学校名
山形県立東桜学館 中学校・高等学校
区分
公立・共学
教育区分
中高一貫教育
利用サービス
GIGAスクール対応教育機関専用インターネット回線
GMO光アクセス for Education
サービス導入履歴
サービス2020年5月より

山形県立東桜学館中学校・高等学校は、平成29年度よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校として科学技術系人材育成に力を入れています。
またユネスコスクール加盟校でもあり、グローバルな視野を持つ人材の育成にも取り組んでいます。この先端的な「学び」を充実させるため、2020年5月から導入されたのが教育機関専用インターネット回線です。このサービスにより、開校当初からの目標であった英語の授業にオンラインスピーキングを導入することが実現可能となっています。今回は、山形県立東桜学館・官校長先生にSSH事業の概要や実際の授業内容、さらにはGMOインターネット株式会社が提供しているサービスの導入についてお話を伺いました。

創造的知性を育む取り組みがSSH事業の目的とマッチ

東桜学館のSSH事業の概要および始められたきっかけを教えてください。

 本校は、山形県内で初めて中高一貫教育を実現し開校して5年目を迎えました。母体となった高校にはあったのですが、中学校は1からスタートしました。開校当時中学1年生として入学した生徒が現在高校2年生になっています。文部科学省の次世代人材教育事業であるSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業については、開校初年度に申請を行い、平成29年度よりSSHの指定校となっています。

山形県立東桜学館 官 宏 校長先生

 本校の基本理念は「高い志」「創造的知性」「豊かな人間性」の3つです。その中の1つ「創造的知性」を育む取り組みとして、中学校・高校共に「未来創造プロジェクト」として教科の枠を越えた探究活動の実践を行っています。この「未来創造プロジェクト」は、これからの社会を生き抜く課題 解決力や新しい価値を生み出す力を育成することを目標としており、それが国の施策であるSSHの目指すところと非常に合致していたことが、本校がSSH事業を始めたきっかけです。
 また、現在SSH事業に力を入れているのは、今後ビッグデータやAIを駆使して課題解決に取り組み、地域社会や国際社会に貢献できる人材を育成することが重要になるからです。そのため、探究活動を学校の教育活動に取り入れながら教育環境を整備していくことが大切となります。

人材育成プログラムを行うにあたって、教職員の方々に求めていることなどがあれば教えてください。

 教職員には、生徒の主体性や「自らを律する」という意味での自律心「自分で立つ」という意味での自立心を大切にして指導にあたってほしいと考えています。何を目的として授業や部活動、学校行事を行っているかということをしっかりと教職員間で共有することが学校の体制づくりとしては大切なことです。また、教科とはまた別の部分である生徒の非認知能力を伸ばすためには、教職員が「生徒の心にいかに火を点けるか」ということが求められます。生徒には一人ひとり個性があり、そう簡単に生徒の心に火を点けることはできません。
 そのためノウハウは難しいですが、生徒の成長を願いながら、さまざまなアプローチを行い、生徒の心に火を点けることができた場合、その生徒は「自走」することが可能となり、それは一生の財産となるでしょう。この点火のきっかけづくりをいかに学校が提供するかが今後の教育において非常に重要となると思います。

それらを実現するにあたって、人材以外で配慮された点はどのようなところになるでしょうか?

 人材面以外では、やはりハード面に注力しています。開校5年目という新しい学校ですので、まだ試行錯誤している部分が多々あり、現在、工夫改善しながらブラッシュアップしている状況ですね。昨今の新型コロナウイルスの影響により、オンラインを活用した学習なども模索しているところです。今回、GMOインターネットさんの教育通信帯域通信サービスを導入したことで、オンラインスピーキングを英語の授業に取り入れるという開校当初の計画に含まれていた目標も実現可能な環境になっています。

海外交流促進のキーとなるのはネット環境の整備

SSH指定校として実際にどのような事業を行われているのですか?

 中学校・高校においてSSH事業の中核となっているのが「未来創造プロジェクト」です。このプロジェクトの特徴としては、中学校1年生の段階から個人ないしはグループで課題を設定し、それに取り組むという点です。また、「東桜夢フィールド」として、蔵王の自然を観察したり、沖縄の西表島やハワイ島でフィールドワークを行ったりと多様な授業を展開しています。また、地元の山形大学と実験や実習を共に行ったり、東京大学教養学部の「高校生と大学生のための金曜特別講座」を受講したりしています。

授業で使用されているツール/アプリケーション/機器はどのようなものでしょうか?

 特別教室を含め普通教室にも単焦点型プロジェクターがあり、特別教室には80インチの大型モニターがあります。文部科学省が推進しているGIGAスクール構想において、端末がさらに整備される予定ですが、現状では中学校・高校それぞれに百数十台のタブレット端末があり、パソコンも設置しています。また、中学校では授業支援クラウドである「ロイロノート・スクール」を活用しています。新型コロナウイルスへの対応として、Googleが提供しているG suiteを中学校・高校共に導入しました。

ツールなどの導入時、ハードルや課題はありましたか?

 導入によってどのような可能性が生まれるかという点が未知数でしたので、情報収集に尽力しました。また、さまざまなツールがある中でどれを活用すれば教育現場において有益であるかという点は教職員間で話し合いましたね。ツールの使い方に関しての研修会なども開き、教職員が知識と技能を深める場を持ちました。さらには、教科によってツールの使い方も異なるため、それぞれに最も有効な活用方法を検討しました。

通信環境の安定により、様々なことが実現可能に

教育専用帯域通信サービスの導入をご検討いただくきっかけとなったことがあれば教えてください。

 開校当初から中学校の英語の授業にオンラインスピーキングを導入するという計画があったことが大きいですね。導入を実現させるためには、現在のような通信環境が必要でした。また、オンラインでの国内外の中学生・高校生との交流をより円滑に行うためにも、導入の必要性がありました。さらには、このコロナ禍において、オンラインでのさまざまな可能性が模索される中、通信環境を安定させることは重要でしたね。

山形県立東桜学館 官 宏 校長先生

サービスを導入されていかがでしょうか。

 まだ、導入して日が浅いですが、オンラインスピーキングを導入できる環境が整ったことをはじめとし、実現できることが増えてきています。先日は世界の国々からの留学生とのオンラインでの活動も実現しました。今後もさらに可能性が広がっていくと感じており、楽しみですね。

快適なネット環境になったことで、今後さらにどのような活用方法を考えていますか?

 本校はSSH指定校でもありますが、ユネスコが認定する国際ネットワークである「ユネスコスクール」にも加盟しており、現在マレーシアの学校との交流がスタートしようとしています。国によって立ち位置などが違うなか、 相互に異文化理解をし合いながら生徒たちがグローバルな視野を持ち、課題解決に当たれる環境が整備できればと思っています。

ハード・ソフト両面の充実でより良い「学び」の場を

今後の東桜学館としての展望を教えてください。また、学校が将来的に利用できたらいいと思うサービスや当社のような事業者に期待することを教えてください。

 今後AIなどが進化し、変容していく社会を生き抜くためには、創造力・課題解決力などの「人としての力」を身につけることが大切になってきます。また、課題を解決していこうという意志も問われることとなります。
 このような力を中学校・高校6年間で生徒に身につけてもらうために、学校としてハード・ソフト両面での環境整備が必要となります。これからさらに教育環境を整備し、生徒にとってより良い「学び」を促進していければと考えています。学校では、ICT関連に知悉した人材というのは少ないのが現状です。自治体によるICT支援員の配置もまだ進んではいません。「使いたいサービスはあるが、どのように使ったらいいのか」というノウハウをまだ学校では持ち得ていないためGMOインターネットさんのような事業者には、ハード面はもちろんですが、ソフト面でも教育活動のサポートをして頂きたいと思っています。

パートナー様の
ICT活用をご支援します

次世代の人材育成に積極的に取り組む山形県立東桜学館様。
激動する社会において、今後さらに教育現場に求められることは増え、柔軟な対応が必要不可欠となってきます。GMOインターネット株式会社は、これからも山形県立東桜学館様のさまざまな挑戦をICTの面から支援していきます。

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