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常時1,200台を活用!
ICTを使った授業スタイルの変化と課題、そしてこれから
- 学校名
- 芝浦工業大学附属中学高等学校
- 区分
- 公立・共学
- 教育区分
- 中高一貫校
- 利用サービス
- GIGAスクール対応教育機関専用インターネット回線
GMO光アクセス for Education - サービス導入履歴
- 2021年12月より
芝浦工業大学附属中学高等学校は、中高大一貫教育によって理工系人材を育成できる数少ない学校です。学生たちは芝浦工業大学と連携した最高レベルの工学を学び、理工系のスペシャリストを目指していきます。
芝浦工業大学附属中学高等学校は2017年に現在の新豊洲へ校舎を移転し、ICT環境の整備の強化を開始。常時1,200台の端末を活用し、ITツールやアプリケーションソフトなどで最先端の学習に挑んでいます。今回は芝浦工業大学附属中学高等学校の柴田 邦夫 教頭先生にICTを使った授業スタイルの変化と課題や未来、さらにはGMOインターネットグループ株式会社が提供しているサービスの導入についてお話を伺いました。
(サービス提供は、本サービスを基盤としてサービス展開いただているベルウッド株式会社様よりご提供いただいております。)
回線を切り替えたことで安心して学習できる環境に
ICT環境の整備を強化されてから、インターネット回線の状況はいかがでしょうか?
新豊洲に移転したときは通信に不具合が生じて苦労したのですが、GMOインターネットグループさんの回線に切り替えてからとても快適になりました。切り替え前と比べほぼ問題なく授業を進めることができています。本校の技術チームからGMOインターネットグループさんのサービスの導入の提案があったときに、これは進めていくべきだと強く思いました。
当社の回線を実際に使用してみて、生徒さんたちや先生方の反応、授業の進め方の変化などはありましたか?
授業の内容ということですと、先生方も進化して色々な試みを行っていますので大きな内容の変化はないのですが、ICT化を進めていた初期の頃は、授業中回線に不具合があって作業が進行できなかったり、画面がフリーズしてしまうことが多かったんです。現在はスムーズに回線が接続されているので不満の声はほとんどありません。年間を通してもそのような意見はほぼないですね。生徒たちには安心して学習できる環境を提供できていると感じます。やりたいことを充分にやれている状況だと思います。
生徒も保護者様も、ICT化で作業を短縮
保護者様からの反応や、やりとりなどで変化はありましたか?
ICT化を進める以前は、保護者様へのご案内やご連絡などは紙ベースで行っていたのですが、パソコンを活用する方法に切り替えることができました。諸手続き等のやり取りをパソコンでできるので非常に便利です。内容によっては保護者様が先導して作業してくださることもありますので、とてもありがたいです。現在は、欠席といった電話連絡もアプリなどを活用して行っていますので、作業がだいぶ楽になりました。ただ、本校はコロナ禍当初からオンライン授業を取り入れておりましたので、ICT化が他の学校より進んでいたこともあり、より高度な依頼を求められることがありまして…その際は多少戸惑うときがありました。
ICT化の取り組みを行ってきている中で、見えてきた課題や壁などはありますか?
個々には小さな問題点があると思うのですが、視野を大きく捉えると問題は感じません。板橋から新豊洲に学校を移転するときに「ICT化に振り切ろう」と決めておりましたので。初期の段階では「ICT化したら本当に生徒は勉強するのか?」「字を書かなくなるんじゃないのか?」というような懸念事項もあったのですが、今はそんな心配を言葉にする人はいませんし、データでのやり取りがある為、授業の内容を書き写す生徒も少なくなってきています。「成績が下がるのでは?」という心配の声もありましたが、生徒の成績は下がっていないんです。むしろ向上していると感じております。ですが、授業中に少し余計なことをしたりする生徒もおりますので、全く問題がないということではないですが。
ICT化と自律学習をうまく組み合わせ相乗効果
授業スタイルの変化として、今後はどのような変革を目指していますか?
文科省の流れと同じような形になってしまうのですが、生徒たちが自身で ICT を適切かつ安全に使いこなして、情報活用能力を習得できるようなスタイルで進めていきたいと考えております。本校では基本的なことを効率的に指導して、後は生徒たちに考えさせる方法で授業を行っておりまして、授業時間の中に自分で計画を立てた勉強の時間を組み込んで「自分で計画して勉強を行うように」と指導しているんです。その時間で宿題をやるのでもいいし、英検の勉強をするのでもいいし、パソコンの勉強に励むのでも何をやってもいい。自主的に勉強を進めるような流れを大切にして、自律学習を進めています。ICT化と自律学習をうまく組み合わせることで相乗効果が生まれて、良い成果が出ていると考えております。
最近、ChatGPTが話題になり大きく注目されていますが、御校ではどのようにお考えですか?学習に取り入れるなどの検討はされるのでしょうか?
実は少し前にChatGPTの研修が行われました。本校では方針がまだ確定していないのですが、芝浦工業大学側からは「積極的に楽しく活用するように」という方向で話がありました。そのため、生徒、先生共に勉強を深める予定で検討しております。現在、ChatGPTは無料版と有料版で結果にかなり違いがあるようですので、本校で費用を負担して何十人かに有料版を体験してもらい、情報を定期的に共有し合っております。
授業ICT化から一歩進んだ教育を目指して
最後に、今後の目標や展望などがございましたらお聞かせいただけますか。
先生方にお話ししているのは、現在ICTと旧式のものが混在している状態なので、全てICT化に統一できるように研究を進めてほしいとお願いをしております。授業ではノートや教科書を使わずに、パソコンだけで完結できるような授業に移行していけないかと考えています。現在生徒たちはノートや教科書、参考書などを活用しつつ、タブレットやパソコンなどを使用しているため、荷物が減らない状態が続いておりまして。こういった問題の解決をすることも一つの目標として考えております。授業をICT化に進化させることは達成できたので、そこから一歩進んだ教育を目指して、次のチャレンジに挑戦していきたいです。
教育現場の
ICT活用をご支援します
ICTを駆使した最先端の学習に挑戦し続ける芝浦工業大学附属中学高等学校様。
今後は、完全なICT化を目指しており、現場では更なる柔軟な対応が求められます。GMOインターネットグループ株式会社は、芝浦工業大学附属中学高等学校様のこれからを、ICTの面から支援していきます。
サービスの導入は当社Educationパートナー
「ベルウッド株式会社」様が行っています。